Es ist erschreckend!
入居長期化…仮設の一斉点検始まる
2015年09月03日 木曜日

東日本大震災で整備したプレハブ仮設住宅の入居が長期化するのを踏まえ、宮城県は2日、気仙沼市の市総合体育館駐車場仮設住宅(89戸)を皮切りに、仮設住宅の一斉点検を始めた。
委託を受けた業者の作業員8人が、住宅の床下をのぞき込みながら床を支える木ぐいを点検。屋根や外壁、給湯器の凍結防止ヒーターの状態も確認した。入居する主婦小野寺裕子さん(59)は「災害公営住宅が完成するまで2年以上あるので、安心して暮らせるようにしてほしい」と求めた。
県による一斉点検は初めて。震災6年目となる2016年度以降も使う13市町366団地、約1万3600戸を対象に実施し、補修も行う。17年度以降も使う住宅は金属製の支えで基礎部分を補強する。仙台市でも7日に点検を始める。
7月末現在で、県内の仮設住宅の入居者は2万9498人、入居率は62.8%。
宅地造成などが遅れ、仮設住宅暮らしは20年まで続くとみられている。