【大槌】高校生、欧州で大槌発信へ 吹奏楽部の生徒4人



 大槌町の大槌高(小田島正明校長、生徒235人)の吹奏楽部員4人は13日から10日間の日程で、ドイツと英国を訪問する。震災復興支援の縁がきっかけで、海外への派遣は初めて。3日は町役場を訪ね、平野公三町長に被災地の今を発信してくる意気込みを示した。

現地では、ホームステイしながら高校生と交流し、吹奏楽の合同コンサート、震災発生当時の大槌高の様子や被災地の現状を伝える発表などを予定している。

派遣は、ドイツの社団法人独日シナジーフォーラム三陸復興などの招待、同町で音楽団体の受け入れなどを行っている一般社団法人槌音の仲介で実現した。2014年には両法人などの橋渡しで、ドイツの学生らが同町で大槌高吹奏楽部と交流した。

【写真=海外派遣への意気込みを語る部員】

(2016/03/04)