Wiederaufbau der Breakwateranlage in Kamaishi

工事記録館 釜石港

※写真にカーソルを合わせると、簡単な説明が表示されます

釜石港湾口防波堤は、昭和53年から約30年の期間をかけて整備された、大規模な防波堤です。 東日本大震災により、湾口防波堤の一部は倒壊し、多くは大きく傾きながらも最後までマウンド上にとどまり、津波を抑え続けました。 湾口防波堤の災害復旧は、南堤のおよそ半分にあたる370m、北堤の870m、開口部300mの区間が対象となり、大規模な工事となりましたが、様々な工夫をすることで7年間での復旧完了を目指しています。

震災後の湾口防波堤  湾口防波堤 南堤の被災状況

 

転倒した防波堤(ケーソン)の撤去とマウンドの造成

転倒したケーソンは重すぎてクレーンで持ちあげることができないため、工事の妨げになるものは撤去することにしました。 (ケーソン:フランス語で四角い箱。ここでは鉄筋コンクリート製の防波堤本体となる構造物。)

砕岩棒によるケーソンの破砕 バケットによるケーソンの撤去
捨石運搬船によるマウンド造成 被災後のナローマルチによる海底の測量結果

釜石港(泉作業基地)でのケーソン製作

FD(フローティングドック)と呼ばれる作業船と海上打ち継ぎ場で、高さ約20mもあるケーソンが製作されています。

泉作業基地と沖に見える湾口防波堤 FDからケーソンの引出し

FDでのケーソン製作 海上打継場でのケーソン製作

県外で製作したハイブリッドケーソンの釜石港入港

資機材不足などに対応するために、ハイブリッドケーソンを県外(千葉、名古屋、津)で製作し運搬しました。
(ハイブリッドケーソン:鋼殻とコンクリートで構成されたケーソン)

ハイブリッドケーソンの入港 ハイブリッドケーソンと釜石大観音

 

ケーソン据付(すえつけ)

コンクリートでできた巨大な構造物であるケーソンを海上に浮かせて設置位置まで運びます。
注水をして設置した後に、石材を詰めて、コンクリートでふたをします。作業は海上の波が穏やかな日にしかできません。

ケーソンの曳航(据付け位置まで運搬) ケーソンの据付

ケーソンに石材を投入1 ケーソンに石材を投入2

コンクリートにてケーソンにフタをする 台船に乗ったコンクリートポンプ車でコンクリートを圧送

 

航路下の津波対策

開口部には、船の航行に影響がない水深(天端水深-19m)に潜堤(せんてい)として逆T型ブロックを設置しています。
航路となる部分ですので、工事中は北側(北堤となる部分)に仮航路を設けました。
(天端:構造物の上の面)

平田地区で製作された逆T型ブロック 起重機船による逆T型ブロック設置

現在は、開口部の工事を終え、航路を開口部に戻し、北堤の工事に取り組んでいます。

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